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人知れず

すごいな、と思う人がいます。

 

毎朝、私が学校へ行く途中、学区の道路や交差点にいる人。交通指導のおじさんです。

 

子供の通学の面倒を見てくださる・・・もちろん、それだけでも尊敬に値しますが、その方は違います。

 

朝の6時30分。その人は毎朝、必ずいるのです。きちんと制服を着て、ほうきを持って、道に落ちているごみや木の葉を掃除しているのです。

 

子供はおろか、教師でさえ、そのような方がいらっしゃるとは知らないでしょう。

 

人知れず、誰に褒められるわけでもなく、毎日、朝早くから、休むことなく掃除をし続ける。

 

「誰にでもできることを、誰にもできないくらいやる。」という言葉を現実に再現するとすれば、きっとこの方のことを言うのでしょう。

 

 

運動会明けの語り

運動会明けの初日、次のような話をしようと思います。

 

みんな、運動会、とてもよく頑張りました。

 

みんなは運動会でめあてがあったよね。何だったかな?そうだね、「全力で頑張る」「友達と協力する」「きびきびと動く」の3つだったね。

 

ところで、みんなは知らないと思うんだけれど、今、職員室でもちきりの話題があるんだ。何か分かる?・・・分からないよね、教えてあげよう。実は、今年の君たち、2年生がとても頑張っていたという話なんだ。

 

もちろん、ダンスや徒競走も良かったよ。でも、一番すごいって言われているのはね、2年生の開会式や閉会式での態度だよ。校長先生のほうをしっかりと見たり、気を付けをちゃんとやったり、並んでいるときに砂いじりをしていなかったり、そういうことだよ。何より、きびきびと動いていた、そのことをみんな褒めていたんだ。嬉しいよね。

 

でもね、これは大変なことだよ。

 

なぜって・・・これからみんなはこう思われるんだよ。

「あれだけ、運動会で立派な態度をした2年生なんだから、これからもきっと立派なんだろうね。」って。

 

どうだろう?運動会でできたことは、運動会で終わりでいいのかな?そんなわけないよね。・・・じゃあ、みんな、どうする?今からの授業、どうする?あいさつ、どうする?給食の準備、そうじ、靴の整頓、下校の態度。どうする?

 

メモ書きとして。

あくまで、子供たちに判断させたいものです。

 

運動会は終えてからが大切

昨日は運動会でした。

 

イベント嫌いの私も、ついつい力が入りました。

 

運動会が終わると、学校はほっと一息つきます。子供も、教師も。

 

しかし、私はこの運動会明けはとても大切だと思っています。

なぜなら6月は魔の6月と言われるほど、クラスが荒れやすくなるからです。

 

その原因は、子供がクラスに慣れてきたこと、大きな行事がなく、教師も子供も目標が曖昧になっていること、運動会明けで教師の気持ちが緩むこと、運動会があって疲れが溜まっていること、などがあります。

 

だから、この6月、運動会明けの1週間は、超絶大切なのです。

 

この1週間で、運動会によって乱れた生活規律を、どれだけ鍛えなおすことができるかが勝負です。

 

基本となるのは次の言葉でしょう。

「返事、挨拶、後始末」「時を守り、場を清め、礼を正す。」

上記のことができれば、学級はまず、崩れません。

クラスに1人だけ

本校の教職員数は、およそ30名。

 

子供たちの教室と同じくらいの人数です。

 

私は30名の中で、どれだけ「仲の良い」「気の置けない」人がいるのか。

 

1人だけでした。

 

前の学校には40人ほどの教職員がいましたが、私にとって、とても相性の良い人は3人だけでした。

 

これは、どの人も大同小異ではないでしょうか。

 

30人の集団で、自分と気が合う人、一緒にいたいなと思える人は、せいぜい2~3人ということです。

 

大人だけでなく、子供も同じだと思います。

 

ややもすれば、教師は子供たちに「みんなと仲良くしなさい。」と言います。しかし、本当の意味での仲良しは、クラスに1人いるかどうかレベルです。あとのほとんどの人は、「嫌いではないけれど、好きでもない。食べ物で言ったら、きのことか、レタスとか、そんな感じ」の人となります。

 

それでいいのです。

 

教師は友達の少ない子供に、友達作りをさせようとしますが、小さな親切、大きなお世話です。大人だってそうなんですから。

日常の切れ端5

教師の語りは大切です。ある日の語りで。
私「先生は君たちがかわいいと思うから叱るんだよ。」
A君「僕たちがかっこよかったら?」
先生「うーん…そう返ってくるとは思わなかった」

差出人不明の手紙

今日、家に帰ると、ポストに一通の手紙が入っていました。差出人不明。誰だろうと訝しみながら開けると、そこには見慣れた、そして懐かしい字が並んでいました。

昨年度、受け持った子供達からの手紙でした。

斜に構えた内容の子もいれば、大して書いていない子もいました。

ですが、これほどまでに私の胸を打つ手紙を読んだのは初めてです。

新天地に行き、毎日ストレスを抱えながら生きている私にとって、この手紙は何にも代え難い宝物です。

大したことのできなかった不甲斐ない担任でしたが、教師をやっていて良かったと、辞めなくて良かったと、今、心の底から思います。


日常の切れ端4

2年生を担任しています。

私「明日は先生が出張でいません。」
Aちゃん「出張ってなに?」
Bちゃん「寝ないで仕事をすることだよ。」
私「うん、それは夜勤だね。」

私がいなくても、わりによく動いていたようです。