➀漢字5問テスト
②振り返りジャーナル
③学級通信
特別な行事(自然教室と運動会)以外の日、この3つの実践を毎日決して欠かさず行ってきました。
いわば今年度の学級の三本柱といっていいでしょう。
本当に毎日欠かさず行ったことは我ながらよくやったと思います。以下に反省を記します。
➀漢字5問テスト
朝の会に行いました。前日に学習した漢字が基本でした。私が不在の時は学習係が行うようなシステムになっていたのも良かったのでしょう。5問テストの漢字を使って対義語、類義語、同訓異字、同音異義語、和語・漢語・外来語など派生させ、その場でミニ授業をしたこともしばしばありました。語彙の増強に役立ちました。
ただ、来年度からは行いません。5問テストは意外と時間が掛かりました。やはり国語の授業の中でテストまで組み込みます。浮いた朝の会の時間は名句百選かるたか百人一首に使う予定です。
②振り返りジャーナル
最近、非常に人気のある実践である振り返りジャーナル。5分で10行。これが基本です。テーマ作文を課したこともありましたが、アバウトでした。それでも、毎日行い、毎日コメントを書いた点は悪くなかったと思います。書く力がついたかは微妙なところです。書く力というよりも書くことへの嫌悪感が減ったといったほうがいいでしょう。次年度も行いますが、テーマ作文の指導の改良をする予定です。振り返りジャーナルの目的を教師との交流だけで終わらせるのはもったいない。物事を多様に見る力や1つのテーマを分析的に捉える力を培うこともできるはずです。
③学級通信
毎日出しました。内容が多岐にわたっていた点が良かったと思います。基本は授業分析、他振り返りジャーナルや子供の俳句などの作品、行事の写真を掲載したり、私の個人的な思いを書いたりしたこともあります。保護者との交流ができなかった点は残念でしたが、そこは20代の若僧です。気後れしてしまいました。
書いたり読んだりすることを、私という人間は好んだ。それが分かった1年でした。どの実践も全くもって辛いと思ったことがありません。隣のクラスの主任先生が「よくやるなあ。」といつも仰っていましたが、私に合っていたのだと思います。ノーストレスでした。
とここまで書くと、私がすごく「頑張っている教師」のように思えるかもしれませんが、そうではないと思います。私のこの記事を読み、万が一「すごいなー」と思ったとしても、自分を卑下される必要はないと確信します。私は逆に、休み時間に全く子供と外で遊びませんでしたし、取り立てて宿題を丁寧に見ることもありませんでした。ティーチャーズティータイムと言って、昼休みは子供との会話もそこそこに職員室でお茶を飲んでいましたし。
人には向き不向きがあると思います。おそらくこれをお読みになっている先生には、私にない魅力がきっとあるはずです。一人一人の教師に合ったやり方で、クラスを創り、子供を伸ばしていけばよいのではないでしょうか。それがクラスの個性となると考えています。
ただし、大切なことは続けることだと思います。どの実践であっても、継続することでしか成果は表れないのではないでしょうか。
無論、私の各実践にも改良すべき点は山のようにあります。
今回の結果を分析・反省し、次年度以降に生かします。
教育にベストな方法はありません。ベターなやり方があるだけです。
これからも日々精進です。