始業式はつつがなく終わり、子供たちを教室に連れていきました。子供たちは緊張した顔つきをしていました。
教室に入り、子供たちを座らせ、担任の自己紹介です。ここから帰りのあいさつまで、決して時間をたるませることなく、一瀉千里に説明・指示をしました。
まずはしっかりと聴ける態勢になっていることを褒めました。強調したのは担任の私が叱るポイント。
・時間を無駄にしたとき
・他人に迷惑をかけたとき
・危険なことをしたとき
先生によってさまざまでしょう。「同じことを3回注意されても直そうとしなかったとき」を入れるのも考えましたが、やめました。「前も同じことしたよね?」という文句が好きではないからです。私も子供時代からよく言われ、その都度、暗い暗い気分になりました。わかっちゃいるけどやめられないってやつですね。
説明を続けているうちに、子供たちの顔がさすがに少し疲れていました。気分転換もかねて、手の挙げ方の指導。「天井に突き刺すように!」「~さんの挙げ方が花丸!」などと言いながら、教師の指示にしっかりと従うように刷り込んでいきました。最後にロッカーの前に全員を並べました。その際、椅子をしっかりとしまっているか、おしゃべりをしていないかの2点に気を付け、褒めつつ指導をしました。
その後は教科書を配ったり、予定を聴写で書かせたりといったことをし、初日を終えました。
そうそう、上靴をしっかりとはいていない男の子がいましたので、指導を忘れずにしました。この先、わたしと長く戦い続けることになるB君です。
とはいえ、総じてみると去年に比べて、ずいぶんとおとなしい子たちだなという印象を受けました。
まずまずの初日かなと思いきや、翌日、とある保護者の方からこんなことを言われました。
「息子が、『今年の先生はすごく厳しそう、どうしよう』と言っていました。」
あらら。。。
家庭訪問の際には、別の保護者の方から「始業式の日に今度の先生はいくつぐらいの年齢なのって娘に聞いたら、『そんなこと聞ける雰囲気じゃなかった…40歳ぐらいかなあ』と言っていましたよ~。」と笑いながら言われました。
締めすぎたか…?と反省した始業式でした。何より子供たちが一番緊張していたはずです。もう少し、解きほぐしてあげても良かったかもしれません。来年度への反省です。
黄金の三日間は始まったばかりでした。