私の戦い方

昨年の私の学級は荒れ、今年の学級は荒れていない。その最大の理由は、この5~7月にあったと思います。今年は昨年に比べ、子供とかかわる時間が多かったと分析しています。

 

ベテランの先生方は授業でたっぷりと子供とかかわります。適切なタイミングで机間支援をし、自己肯定感が高まる手立てを至る所で打っています。つぶやきや仕草を、まるで水をすくうように、ごく自然に拾います。授業がきれいに流れます。

 

しかしそれを私がするのは無理です。いずれは到達しなければならないのかもしれませんが、少なくとも今は無理です。

 

であればどうするか。若手が勝てる土俵を見つければよいのではないでしょうか。

 

私の場合、それは休み時間でした。

 

今年、私は外遊びをめいっぱいしました(最近さぼりぎみ、いかん)。2時間が終わったあとの休み時間と昼休みは、ほとんど外にいました。クラス全員で遊ぶ日も作りました。ある時は子供と子供をつなぐ橋渡し的存在として鉄棒で遊んだり、ある時は教師が主導のドッジボールをしたりしました。一番私が好きなのはケイドロで、内気な子供を追いかけまわしました。3年生なので、無邪気なもんです。楽しそうに逃げます。

 

それにしても、ケイドロはいいですね。ドッジボールは実を言うと、あまり好きではありません。運動量が少なく、活躍できる子が決まってしまうからです。ケイドロは鬼がいつ来るのかというハラハラ感が常にあります。教師が鬼役のときは、どの子供も喜んで逃げます。その笑顔を授業中も見せてくれよと思いながら追いかけます。休み時間後の子供のすっきりとした表情が好きです。

 

休み時間の触れ合いを通し、弱者には弱者の戦い方があるということを学びました。私は正直、授業は下手だし、取り立てて人間的魅力に優れた人物だとも思いません。性格はずぼらで、観察力に長けているわけでもありません。それでも、戦い続けるには、手持ちのカードをフルに生かし、自分の相撲を取ることが大切なのだと気がつきました。私の場合それは、子供と触れ合うのが好きということです。

 

子供と触れ合うのは当たり前のことですし、休み時間に子供と遊ぶことは教師の仕事の本質だとも感じません。しかし、それが自分の持っているカードであるならば、使い続けるべきだと思うのです。

 

今振り返ると、去年のクラスが落ち着き始めたのも、休み時間に全員で遊び始めてからでした。遊びは偉大ですね。