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臨時講師であること

プロフィール欄にも書いていますが、私は正規の小学校教員ではありません。臨時講師です。代用教員。非正規雇用というやつです。

 

講師のつらさは様々ですが、その一つに、研修がろくにないことがあります。犯罪級にありません。

 

一方で正規の教員は初任の年に、初任者研修というものを受けます。同じ学年に1人、メンター役の先生が配置され、加えて指導教官がつきます。OJTで教師のイロハを学ぶことができます。毎週指導案を書いたり、どこぞの教育センターに出かけて研修を受けたりする必要はありますが、私からすれば実にうらやましい研修システムです。

 

講師にはそういった研修はありません。臨時的任用講師研修会というものが去年3回だけありましたが、初任研に比べれば雀の涙です。

 

新任の講師にクラスを任すというのは、カナヅチの人間を太平洋に突き落とすようなものです。泳ぎのセンスがある人は別ですが、普通は溺れます。私もそうでした。初任研を受けた正規教員も太平洋に突き落とされますが、浮き輪と指導者が用意されている点で違います。その後も手取り足取り教わることができます。

 

私は、これが我慢ならないのです。

 

採用試験におけるたかだか数十分の面接で、この差です。いったい正規教員と臨時講師の間に、もともと持つ資質にどれほどの違いがあるのか。正規教員の中に、不適切教員などいくらでもいるのではないか。本当に、この研修システムにおける彼我の差は凄まじい。

 

主因は終身雇用制にあると思いますが、ここでは論じません。

 

臨時講師は正規教員に比べて、自己の能力を高めるにあたり、あらゆる点で不利です。ゆえに「講師だから学級が荒れるのは仕方ない」「講師だから授業が下手なのは当然」と思われがちです。それが私には我慢ならない。

 

そう思う人たちを見返したい。講師でもここまでできるのだということを見せたい。

 

このように私は最近、「正規で採用された同年代の教員には負けたくない」という思いを抱くようになってきました。謙虚さは大切ですが、いくばくかの反骨精神をもって仕事に取り組んでいます。