小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

ようやく見えてくる

1年間、子供たちと過ごしてきて、ようやく、私のクラス35人の人となりが見えてきた気がします。

 

この子は目覚ましく優れた頭脳を持っているわけではないけれど、本当に細かいことによく気付くことができるな。チョークの本数が足りなくなりそうなとき、すかさず事務室にとりに行ってくれる。でも、ちょっと女の子女の子してきたきらいがあるな。もう少し交友関係が広がったらよかったな、とか。

 

この子は一見、もの静かだけれど、耳をよーくすますと、けっこう授業中もつぶやいている。しかもなかなかに鋭い。係りの仕事もまじめに取り組むし、友達関係も良好だ。毎日の3行日記は言葉遣いにセンスを感じる。ノートを取ったり、道具箱の整理をしたりすることは苦手な、男子らしい男子。もっと自分を出せるような支援の仕方はなかったかなー、とか。

 

うちの学校は担任が持ち上がり制ではありません。1年契約の担任って、子供たちをようやくわかってきたときに、はい、さよならなんですね。

 

それは残念ではありますが、いろいろな大人と触れ合うのは子供たちにとり、途轍もなく大切な経験です。私と反りが合わない子供もいたことでしょう。1年契約は良いことだと思います。

 

残り2か月を切りました。私が子供たちに一番してやりたいことは、基礎学力の徹底です。がんばります。