小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

学力テストの力

正式名称、全国学力・学習状況調査。現場の教員からは、えらく評判が悪いテストです。

 

私は学力テストが始まってから教師になったくちです。テストが行われる前の現場を知りません。ですが、推測するに、学力テストの前後で、教育界の授業観は大きく様変わりしたことでしょう。

 

なんといっても知識活用力をはかるB問題の存在が大きいと思います。

 

従来の授業では通用しません。教員は新しい授業観を求め始めました。教師向けの書籍の間では、B問題を意識した本が多く出回っています。教育界は詰め込みともゆとりとも違う、新たな段階に移行したと言えるのかもしれません。

 

私が小学生だった頃と比べて、授業は大きく変わりました。算数の終わりに、キーワードを使った算数日記なるものをするとは思いませんでした。今は思考力・判断力・表現力を伸ばすことが求められているのです。

 

日本の教育をここまで変えたのは学力テストの力に他なりません。それが良いことであろうとなかろうと、今後も学力テストの有無、問題の質や量、調査する教科などの変化により、日本の教育界は変わっていくことでしょう。