小学校3年生の算数で山場のひとつになるのが、2けたのかけ算です。
このテスト、今まででダントツに悪かった。
計算ミスが多かったことが原因でした。筆算のアルゴリズムは理解しています。しかし、だいたいどの子もかけ算の筆算をやらせたら、10問中7~9問くらいの正答率なのです。繰り上がりの数字を足していなかったり、最後の足し算でミスをしていたり。
これは低すぎます。
授業で、教師が間違った計算をしてみて、子供たちにミスのしやすいところを理解させる時間をもっと多く取るべきだったのかもしれません。
しかし、一番悔やまれるのは、子供たちの中に、見直しを軽視する空気が生まれていることです。
これは大人でもそうだと思います。問題を解くとすぐに答えを見たがる。あるいは、問題を解き終わったことに満足し、気が緩む。
この考え方は根本から覆したほうが子供たちのためになるでしょう。
先日のテスト返しのときに、問題を解き終わったら、それはテストの半分が終わったにすぎない。見直しにこそ神経を使うべきだとまで言いました。
でも見直しってそもそも、何をすればよいのでしょうか。
眺めているだけの子供が多いと思います。そうじゃなくて、心の中で問題を解きなおす。鉛筆を空中で動かしながら、計算してみる。2けたのかけ算ならば、かける数とかけられる数を入れ替えて計算する。自分の答えは間違っているという疑いの目をもつ・・・などでしょうか。
でもでも!
一番まずいのはテストで点を取れなかった子供たちじゃなくて、テストで点を取れるように指導してこなかった自分!あーあ。