本当に大切なものは何か。

学校現場には大切なことが多すぎる。2年間の経験で得た感想です。

 

例えば6年生を送る会。今の時期はきっと、全国のどの学校でも取り組んでいることでしょう。6年生にとっては心に残る大切な行事ですし、下級生にとっても大事なことには変わりありません。1つの節目として、教員も一生懸命に行事に向けて取り組みます。飾り付けも凝ったものになります。

 

それから、長縄大会。本校では毎年2月の中旬に、長縄八の字記録会が行われます。昼休みを使って、全校一斉に跳ぶ回数を競い合う行事です。この日のために、朝の時間や休み時間、クラスによっては体育の時間を使って、長縄の練習をします。記録会を通じて、学級のさらなる成長を狙っています。

 

どちらも、子供を間違いなく成長させる行事でしょう。大切か大切でないかと言われれば、大切に決まっています。

 

ですが、一番大切なことは何かを考えたとき、果たして上記の行事にどれだけの意味があるのでしょうか。

 

私は、学校現場で一番かつ圧倒的に大切なのは授業だと思っています。それも、1年間に1回あるかないか分からない研究授業などではなく、日々の日常の授業こそが重要だと信じています。その日々の授業の改善に、我々教師は力を注ぐべきです。

 

6年生を送る会も良いことです。しかし、授業を何時間もつぶしてまで、学年で準備をすることなのか。飾り付けの作成も1時間かそこらで終わるものではありません。出し物の準備も同じです。教員は毎日遅くまで話し合いに追われます。

縄に至っては宗教的ですらあります。授業の時間を削ってまですることなのか。学級をまとめるためと言えば聞こえは良いですが、学級経営の目的は学級をより良いものにすることではなく、授業をより円滑に進め、学力を保障することにあるのではないでしょうか。

 

長縄に熱心なクラスを見ていると、まるでブラック企業です。本人たちがその異常さに気付いていないところが特に。

 

繰り返しますが、私は学校で最も大切なのは授業だと思っています。その授業をより良いものにするためには教材研究が欠かせません。しかし、忙しさゆえ教材研究をする時間がなかなか取れないのです。

 

では忙しさとはどこから生まれるのか。

 

教員の、あれもこれも手あたり次第頑張ろうという戦略性の欠如のせいだと思います。

 

何を大切にするのか。

 

本当に大切なものを守るためには、精選をすることこそが大事だと強く感じています。