小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

今の国語の授業スタイル

モジュール的に授業をしています。

 

最初の5分は漢字、次の5分は辞書引き、そして音読、残った時間で読解。

 

モジュール的な授業スタイルは賛否両論ありますね。ただ、ものは試し、というほど軽いわけではないのですが、けっこう効果的なんじゃないかと考えて、今はこのスタイルでやっています。漢字学習や辞書引きは、決まった時間を取らないとなかなかできませんので。

 

今、悩んでいるのは、辞書引きのやり方です。

よくあるパターンは3~5つの単語を板書して、辞書で調べた人から立ち上がるというもの。ある程度の人数が立ったら、最初に立ち上がった子に意味を聞く。これを繰り返す。

 

私は好きになれないんですよね。

 

語彙を増やすためには、辞書を引くことと、実際に言葉を使うことの2点を通過する必要があると考えています。先のやり方だと、後者が抜けているんです。

 

だから今、取り組んでいる方法は語彙力アップの問題集を買い、毎日2つずつ辞書引きをさせる。その後例文を作り、教師のところに持ってこさせる方法。

 

問題が2つあるのです。

1つは、問題集の言葉が難しいということ。

もう1つは、時間がかかりすぎるということ。

 

前者はもう少し易しめの問題集を用意すれば良いだけの話なのですが、後者が厄介です。

 

まず、慣れていないせいか、子供たちは辞書引きに時間がかかる。加えて、例文づくりが難しい。例えば先日は「横行する」という言葉を調べたのですが、小学高学年と言えども、すんなりと意味を理解できる子は少なかったように思います。例文づくりとなると、難儀極まりないことです。辞書引きで大切なのは、聞いたことのないような未知の言葉を調べることではなく、どこかで聞きかじったような言葉を調べることだと思います。無論、未知の言葉を調べるのも、時間があれば良いのです。しかし、5分でそれを調べて理解し、インプットするのは至難の業。

 

このやり方には無理がある。教師のところに持ってこさせるのも、5分という短い時間の中で行うにしては良い方法と言えない・・・困ったなあと思って本屋をうろうろしていたら、次の本を見つけました。

 

「小学生のうちに覚えておきたい すこし難しいことば 対応学年小学2年生~小学5年生」(CG啓明館 国語科)中経出版 2013年

 

これを毎日1ページずつやるのはなかなかいいかもしれません。なぜ良いのかはまた次回。