先日も算数で公開授業をしました。学年の先生方に加えて校長・教頭・主幹の先生方が見に来てくださいました。ありがたいことです。
授業後、校長先生に言われたことで特に印象に残っているのは次の2点。
➀まだしゃべりすぎ。発問は導入・展開・まとめに1回ずつ、計3回のつもりで。
これを言われたときは結構衝撃的でした。
たしかに、TOSSの向山氏は、教師の発問を徹底的にそぎ落とすべきと著書に書いています。野中信行先生は「教師はしゃべりすぎ。発問と指示、説明を意識すべし」とおっしゃっています。どちらの意見にも私は深く首肯します。
が、それにしても発問3つとは。
それぐらいの気持ちでやれということなのでしょう。もっともっと言葉を選び、子供に授業を任せても良いというアドバイスと受け止めました。
②大変な子は教師を成長させる。
言われた瞬間、体がビビッとなりました。
至言ですよね。
大変な子はクラスに必ず数人います。その子たちに苦労しているときに「やれやれ・・・」と思ってしまう。そんなとき、この言葉は不思議と自分に力を与えてくれます。
私たちは全ての子供に力をつけることを目的に仕事をしています。その過程で、教師は成長しなくてはならない。その際、一番成長するのは大変な子とかかわっているときなのでしょう。短いながらも自分を振り返ったとき、まさにその通りだと思います。