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筑波大附属小の田中博史先生の授業実践講座感想

横浜で行われた田中先生のセミナーに参加してきました。

 

田中先生と言えば、日本のみならず、世界の算数教育界を引っ張っておられる先生です。

 

田中先生の講座の中で、特に印象に残った2点を取り上げます。

 

➀数学の世界で大切にすることは「同じことに気付くこと」。

 

たとえば図形の面積の問題を出すとする。1問解いた後、2問目を解く。もしも答えが同じだったらどうなるか。子供はあれっ?と思うはずだ。そこで教師が説明をしてはならない。教師は「同じ数字だね。偶然だね。」と言う。それだけでよい。

 

なるほどなーと思いました。

 

ただ問題をこなすのではなく、仕掛けをいれる。答えを同じにするというだけなのに、子供は算数的思考を始めます。つまり、なぜ答えが同じになったのかを考えだします。答えが同じなのは必然なのか、偶然なのか。2つの問題の類似点や相違点を探し出し、規則を考え付くのです。

 

②子供がアクティブになるには、教師が先に行ってはならない。教師は子供の半歩後ろを歩く。

 

ついつい教師は説明をしがちです。勉強の苦手な子供のそばにつきっきりになりがちです。

 

また、教師は子供の行く道を先に行って舗装したり、危ない箇所をあらかじめ子供たちに伝えたりします。いわば、トラブルが起きないように仕組みます。さらに、算数では「きまりを見つけよう」と、学習する以前からきまりがすでに存在しているような課題を提示することがあります。

 

これらはどれも、子供の活動の意欲を削ぎます。そうではなく、トラブルが起こったら子供たちに考えさせる。その中で、いいなと思える子供の行動や話し方を価値づける。それが真のアクティブラーニングである、と。

 

かなり自分とは発想が違っていて、でも、すごく腹にすとんと落ちました。

 

帰りには様々なお土産をいただき、果たしてこれで文渓堂さんは儲けがあるのだろうかと、心配になりました。