読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

放課後の校庭

日常の切れ端

今日の放課後、戸締りのために校庭に出ると、1人の男の子が近づいてきました。

 

私のクラスの子供でした。見ると、グローブとボールを持っていました。

 

二言、三言、交わしたのち、自然とキャッチボールが始まりました。

 

中学に入ったら野球部に入ると言っていたその男の子は勉強が大の字がつくほど苦手。特に算数は壊滅的です。授業中は苦悶の顔をしています。

 

ですが、キャッチボールをしているとき、彼は笑っていました。

 

そのとき、はたと気付いたのです。

 

算数をできるようにすること、テストでいい点数を取らせること、6年生や中学生になったときに困らないように学力を身につけさせること。どれも大切なことなのですが、それらは決してすべてではないことに気付いたのです。

 

私は、子供に学力をつけるために、少し躍起になりすぎていたのかもしれません。

 

もう少しだけ肩の力を抜いて、その子がほんのわずかでも授業中に笑うことができるような、そんな毎日にしたいなと、そう思ったのです。