「学校に行くのが無理なら、行かなくてもいい。勉強ができる場所ならばいくらでもある。」
・・・というようなことを、茂木健一郎氏がブログでおっしゃっていました。
http://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1185288.html
間違ってはいないと思います。
しかし、私が見てきた中で、不登校の子が自ら学びの場を求めたり、社会性を身に付ける場を探したりすることは、残念ながら、かなり少ないと感じます。
私が言いたいのは、「学校が嫌なら、無理して行かなくてもいい!」というのは、間違いではありませんが、あまりに無責任ではないか、ということです。無理して行かなかった結果、どういう将来が待っているのでしょうか。無理して行かなかった結果としての未来をだれが過ごすのかと言えば、それは本人しかいません。
教師も含めて、我々大人は、その子の人生の責任者になどなれるはずはありません。にもかかわらず、「学校が嫌なら、無理して行かなくてもいい!」とは言えません。
では、不登校の子は、無理してでも学校に行くべきかと問われれば、そうとは言えないと答えるしかありません。