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教師は1年勝負!

教室は30人の人間が集まります。30人もいれば、「○○君と相性が合う合わない」という問題が生まれます。子供同士でも生じますが、教師と子供の関係でも合う合わない問題はあります。無論、教師はどの子も平等に扱いますし、「この子とは合わないから」と言って切り捨てることはしません。できるだけの愛情をかけて、どの子とも付き合いますし、指導もします。しかし、子供は違います。子供の持つ「この先生とは合わない!」という感情を、子供が理性的に抑えることはそう簡単ではないでしょう。それは悲しいことですが、現実としてそうなのだから、仕方ありません。

 

だからこそ、担任は1年交代でありたいと思います。

 

持ち上がりの良さは、子供を長い目で見ることができる点にあります。指導をじっくりと行うことができる良さもあります。しかし、相性の問題はそのようなメリットを打ち破ると思います。

 

私と相性が合う子供はいいかもしれません。しかし、クラスの中には、口には出さずとも私のことを好きでもなければ、尊敬も信頼もしていない子がいると思います。私はそれが普通だと思います。30人全てから好意や尊敬、信頼を得ることは不可能に近いとさえ考えています。それができるのは、よほどのベテランか、あるいは宗教家だと思います。

 

もしも来年、私と相性の合わない子の担任が、また私だったとしたら。その子にしてみれば悲劇です。「相性の合わない人間と付き合う術を学ぶ」というのは学校の役割の一つだと思いますが、2年も3年もそんな学びを続ける必要はありません。

 

私と相性の合う子にしてみても、相性の合う人間としか過ごさないというのは、その子の人生にあまり有益と思えません。いろいろな大人と付き合い、付き合い方を学ぶべきです。その意味では、もっと小学校でも教科担任制を推し進めるべきです。

 

現在、私が担任している5年生の子供たち。彼ら彼女らの卒業を、6年生の担任として見送ることはしないつもりです。ゆえに、残り1ヵ月半が貴重な日々となります。