本校の教職員数は、およそ30名。
子供たちの教室と同じくらいの人数です。
私は30名の中で、どれだけ「仲の良い」「気の置けない」人がいるのか。
1人だけでした。
前の学校には40人ほどの教職員がいましたが、私にとって、とても相性の良い人は3人だけでした。
これは、どの人も大同小異ではないでしょうか。
30人の集団で、自分と気が合う人、一緒にいたいなと思える人は、せいぜい2~3人ということです。
大人だけでなく、子供も同じだと思います。
ややもすれば、教師は子供たちに「みんなと仲良くしなさい。」と言います。しかし、本当の意味での仲良しは、クラスに1人いるかどうかレベルです。あとのほとんどの人は、「嫌いではないけれど、好きでもない。食べ物で言ったら、きのことか、レタスとか、そんな感じ」の人となります。
それでいいのです。
教師は友達の少ない子供に、友達作りをさせようとしますが、小さな親切、大きなお世話です。大人だってそうなんですから。