今日、千葉の教育サークル「スイッチオン」主催による南惠介先生のセミナーに行ってきました。
「スイッチオン」のセミナーには何度も参加をしています。毎回、上質なセミナーを運営してくださるサークルです。中心的なメンバーの方々のお人柄がまた素敵。遠く千葉のセミナーですが、年に2回ほど参加をしています。
さて、南先生と言えば岡山県の小学校の先生として活躍をされている方です。里山学級論を提唱されています。
今回のセミナーで一番の学びは何か。それは
「全体を見るマクロの目から 個を見るミクロの目へ」
です。
これまでの私は、圧倒的に前半の「全体を見るマクロの目」を意識した学級経営をしていました。そしてそれは今のところ、成功を収めています。
しかし、学校とはそもそも個を伸ばす場です。どんなに素晴らしい学級集団を築いても、最後は個人がどれだけ成長したかということに戻ると私は思います。
その視点が抜けていたな、と感じたのです。
全国の各種セミナーで、あるいは本で、対象にしているのは90%以上が「全体を見るマクロの目」についてです。
当たり前ですよね。一人一人について語るなんて、プライバシーの問題もあり、難しすぎますから。情報の共有ができないわけです。だから、どれだけセミナーに行き、本を読んでも、ミクロの目はなかなか身に付きません。
なぜこの言葉が私の琴線に触れたのかというと、まさに私の今の課題が個人の問題だからです。
例えば私のクラスにいる自己肯定感の低い子、忘れ物がどうしてもなくならない子、場面緘黙の子。
彼ら彼女らに私ができることを考えたとき、それは全体に対する一斉指導の改善ではないはずです。個人に対するアプローチの改善が正解でしょう。
そのためには何が必要か。それは南先生が仰っていた通り、
「子供を見ること」
に尽きると思います。
なぜその子はつまずくのか、どうすれば良いのか、どこを褒めればその子は意欲が湧くのか。全ては子供を見る目を鍛えることしかありません。
具体的に何をするか。
私は10月から、「毎日、全員を褒め、それを放課後に思い出す」という活動を行います。
思い出すためには意図的に行わなければなりません。そして褒めるためには全員を見る必要があります。
座席表も良いのですが、席替えをたびたびするので、名簿に書くのが良いでしょう。金先生のように、職員室に戻って来た5分くらいで書ききれるようになることが目標です。
頑張ります。