タイトルの通り。
『二月の勝者~』とは高瀬志帆さんによる中学受験マンガのタイトルです。
すごく面白いんです! 今年読み始めた本の中ではNO1です。
中学受験。
関西のド田舎で小学校の教師をしている身としては、全然違う国の話のようです笑
私自身、公立中学→公立高校→大学というルートだったので中学受験とは何の縁もない。これまで受け持ってきた子供たちも、99%は地元の中学校に進学していきました。
いやー、うわさには聞いていましたが、首都圏の中学受験のすさまじさたるや。そこで頑張る中学受験塾の先生方の大変さよ…。
マンガの凄さを語りだせばキリがありませんが、高瀬さんの凄みは巻末の参考文献を見れば一目瞭然。非常にリアリティのある筆致の理由が分かります。下調べを極めて丁寧になさっているのです。高瀬さんの(高瀬先生と言うべき)プロ意識の高さに頭が下がりに下がります。
小学校教師として、「それは自分たちも同じだよ~」と思ったのは、9巻の桂先生の台詞。「そうそう、自分たちは子供たちの人生のほんの一瞬だけ重なるんだよね…こちらからは連絡はもう取れない。…切ない。」と思ったものです。
最新刊は9巻。まだまだ追いつきますよ~。ドラマ化もされますので、未読の方はぜひ!(高瀬さんの描いた「おとりよせ王子~」も面白いです!)
(登場人物は色と木に関する名前が多い。フェニックスは色、桜花は木? こういう推理もできて好き。)