小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

子育て世代の教師修業

かなり難しいよねという話。

 

独身時代は夜遅くまで学校に残って仕事をしたり、休日はセミナーに行ったり、サークルに参加したりと、いろいろできました。

 

しかし結婚し、子供が生まれると、生活の中心は子育てになります。平日はできる限り早く帰らないといけないですし、休日も育児で終わります。幸い、今はオンライン研修花盛りですので、耳だけ参加することもできますが、正直対面の研修会のときの方が学びは大きかったように思います。緊張感というか、わざわざ現地までいったのだから…という思いが学びを促していたのかもしれません。

 

どこで聞いたのかは忘れましたが、「ベテランは100の練習より1の本番」という言葉があります。まだ10年目にたどり着いていない自分は、決してベテランではありませんが、この言葉から学べるところがあるように思います。つまり、毎日のんべんだらりと生きるのではなく、1回1回の授業を、毎日の学級経営を、意図的に計画的にすべしということではないか、と。

 

最近、私はテーマをもって仕事をしています。といっても、簡単なものです。「その月に達成したいこと」をテーマに据えています。例えば今月ならば「ピアノで3曲教科書の曲を(簡単譜で良いので)伴奏できるようにする」です。あるいは、別の月は「LDの子供への手立てを講じる」でした。そこから日々の目標を決めていきました。

 

これはなかなか良い方法で、この1年を振り返ったとき、「ああ、この月はこれに力を注いだな」と分かります。それまでの自分は、何となく1年を過ごしてきたので、「あれ?今年は何をしたんだっけ?ああ、体育主任の仕事を頑張ったあ…」程度にしか振り返ることができませんでした。

 

しかしテーマを決めると、毎月テーマについて達成できたかどうかを自然と振り返るようになります。それが12か月積もり積もり、1年経過したときでは何もテーマを設定していなかったときに比べて、大きく成長しているように思います。

 

まとめると、「子育て世代の教師修業は量より質。テーマをもって、日々生きよう。」となります。