以前、ある研修会で教わったことです。
「発達に困難さをもつ子が将来出合う課題は3つある。
①依存症
②金銭トラブル
③性的逸脱
この3つへの対応が本当に大変だ。」
別に発達に困難さをもっていようと、そうでなかろうと、この3つは結構な難問です。
例えばネット依存やスマホ依存は多くの人にあてはまるでしょう。
これら3つに共通することは、どれも大切だけれど学校ではきちんと教わらないという点です。
定型発達の子供ですら大変なのです。発達に困難さを抱えた子供はもっと苦労するでしょう。
刺激を強く求める子は、スマホ依存になりやすいです。
未来を見通して今を我慢することが苦手な子は、お金をたくさん借りてしまうかもしれません。
性的衝動についてコントロールできない子は、性犯罪をおかすかもしれません。
これら3つのうち、「金銭トラブル」「性的逸脱」の難しさは支援が難しいことに加え、ひょっとすると加害側になってしまう恐れがある点です。
特に怖いのは、お金欲しさに犯罪に手を染める…最近話題の闇バイトです。
一昔前までは、発達に課題をもつ子供は、犯罪に巻き込まれる側、つまり被害者になる存在として見られていました。しかし最近、私は逆の見方をしています。加害側になる存在という見方です。
しっかりと福祉や療育とつながっている子はまだ良いでしょう。支援の手があるわけですから。支援者はSNSを使って妙なやり取りをしていないかチェックしたり、性的な衝動性を抑えることの大切さを教えたりできます。
問題は、どこにもつながっていない子供です。通常学級で埋もれきた子供たちです。最近話題の境界知能の子供たちといってもいいでしょう。
ではどうすればいいのか。
学校が上記3つの教育を個別にすべきなのか。それは無理でしょう。学校のカリキュラムはいっぱいいっぱいです。全体への指導ならばまだ検討の余地がありますが。
ですから、行政が発達に課題のある子と福祉・療育をつなげる橋渡しを担う必要があります。行政も今は人手不足ですから大変ですけれどね。
本来ならば、親が自分の子供を見て、少しこの子は他と違うなと感じたらすぐに動くべきなのです。しかし今は親の権力が強すぎて、親が「そんな支援はいらない!うちの子は普通なのだ!」といったらそれまでとなります。
理解のある親の子供は幸せです。しっかりと支援の手が入るわけですから。
かたや無理解の親の子供は、将来上記の3つのリスクにひっかかる恐れが高いでしょう。定型発達の子供ですら危うい時代です。発達に課題を抱えた子供はなおさら厳しいでしょう。
私の息子もそうです。4歳の息子はIQが92。普通…ですがやや低めです。これから通常学級で過ごすのでしょうが、結構苦しい日々になることでしょう。そのために療育に今から通っています。小学生、中学生でも様々なサポートを受けていき、周りから愛される存在になってほしいと思います。