青春出版社『林修の仕事言論 壁を破る37の方法』(林修)を読みました。
普段、自己啓発書やビジネス本を読むことは滅多にありません。しかし先日、電車の待ち時間にふと手に取ってみたら面白そうだったので、衝動買いしてしまいました。
これが当たりでした。
私はドッグイアをつけながら本を読みます。サイドラインを引きながら読むときもありますが、後で読み返すときにドッグイアのほうがずっと便利です。この本にはドッグイアを驚くほどたくさんつけました。
たとえば…
「正しい場所で、正しい方向で、十分な量をなされた努力は報われる」
深く首肯してしまいますよね。
私も含めて、人はついつい、努力をすること自体に価値を置いてしまいます。時間をかけ、一生懸命にやっている人を褒め称えたり、努力している自分に陶酔してしまったりする。でも、努力をすることだけでなく、努力の中身や努力の場所にも関心を向ける必要があります。
ダルビッシュも同じようなことを言っていたと思います。
「練習は嘘つかないって言葉があるけど…頭使って練習しないと普通に嘘つくよ。」
仕事をしながらも、果たしてこの努力は正しい場所で、正しい方向でおこなっているのだろうか?と自問し続けたいですね。
・・・
一流は心構えが違う!というのが本書の最初の感想でした。でも読み返すと違う思いが湧いてきました。それは「一流は行動している」です。
本書を読めば、多くの人は「そうだよね。その通り!」と言うでしょう。問題は、そこでどう動くか、だと思います。本書を読んで、行動を変える人はどのくらいいるのか。もっと言えば、どのくらいの人が変化させた行動を続けられるのか。
人は楽なほうへ流されるものだし、私は平均的な人よりもさらに弱い人なので、せめて次の3つくらいは意識して2015年を生きていきたいものです。
・やりたくない仕事を全力でやる。
・優秀な人は環境に不満を言わない。
・「一発逆転」が必要な状況をつくらない。
全て本に載っていた言葉です。