小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

めぐり来て3月

いよいよ今年度も残りわずかとなりました。早いものです。今の子供たちと過ごせるのもあと5日。ほんのり寂しい時間が流れます。

 

うちのクラスのわりと元気の良い、ムードメーカー的男の子が、最近よく言います。

 

「来年もこのクラスがいいなあー。終わらないでほしい~。」

 

あまり同調する子供がいないのが気になりますが、教師としたら嬉しい言葉です。

 

ですが、私はその言葉を聞いても、「教師をやっていてよかった~。」とあまり感じないのです。むしろ、「ごめんね。」という思いでいっぱいです。

 

外から見たら落ち着いているように見えたうちのクラスも、中では大小いくつものトラブルがありました。当初の目標であった「落ち着いたクラスづくり」は及第点ではありましたが、果たして、自己肯定感が高いクラスだったか。一人ひとりが所属感をもっていたのか。これらの点はまだまだだったと思います。

 

何より、学級経営の本来目指す姿は「落ち着いた学級」などではないことに気付いたからです。

 

失敗とまではいかなくとも、もっと上を目指せた、という思いが強くあります。

 

「目標がその日その日を支配する」

 

その言葉を考えるとき、私の当初の目標はあまりに貧相で、子供たちに申し訳ないものであったと思います。

 

やはり、胸にこみ上げてくる言葉は「ごめんね。」です。