仕事における目標は授業につきます。
良い授業をすること。私の中の良い授業の定義は次の2つ。
1つは本時のねらいを達成していること。もう1つはどの子も満足していること。
良い授業を繰り返すことで学力の保障をしていくことが、教師の仕事だと思います。
そこから考えた今年の目標の1つは「全授業のうち、本時のねらい達成率70%」です。
授業の前に本時のねらいをたてますよね。10時間、授業をしたとしたら、そのうち7時間は「ねらいを達成した授業だった!」と言えるようにしたいというわけです。
1年間に数回程度の研究授業で素晴らしい授業をするよりも、そこそこのレベルを保ちながら日常の授業を積み重ねていく。そちらの方がきっと、子供の力は高まると思うから、上記の目標にしました。70%なのは、80%は高すぎるような気がしたからです。あまり高すぎない目標を掲げるのがモットーなのです…。
さて、考えなければいけないことは次の点。
ねらいを達成したかどうかの判断はどうするのか。
これが結構、難しい。研究授業後の協議会でも、「本時のねらいは達成されたのか。」は曖昧なままな気がします。それよりも、「子供たちがたくさん発言していた。」「目が輝いていた。」などといった情緒的な協議になりがちです。しかしそれでは次につながりにくいと思います。
関心意欲はどうやって測るのか…という評価の問題にもつながります。
やはり、具体的な子供の姿を見取る場面の設定を作ることが必要かなと思います。
授業の中のこの瞬間で、~な姿をしていればねらいに達成したと言える!とあらかじめ考えておくことが大事でしょう。いわゆる、細分化と個別評定の原則ですね。
それを毎時間行い、自分でチェックし続ける。確かな授業力をつけるには、こうした修業じみたことも必要だと思います。
目標をクリアするための具体的な手段として、
➀ノートを1冊用意し、左のページにねらいを5時間ないし6時間分書く。
②右ページに達成できたかどうかと自己分析を書く。
③サークルに持っていく。
④ねらいには手段と授業終了時の具体的な子供の姿を書く。(達成できたか判断できるように)
⑤ねらいは、その日の勤務開始時刻までに書く。
以上を毎日、例外なく続ける。
補足
(⑥単元ごとの振り返りも行う。)
(⑦学級通信にも書く。)
これらはできたらやってみたい手段。