別の学年の話です。
先生がよく言っている言葉です。
「空気を作りなさい。」
本に載っていたそうです。某先生の本でした。
非常に効果的な言葉だなと思います。
空気を作る。
空気を読むという言葉が流行したことがありますが、この「空気」という言葉はまるで魔法のようです。子供たちの中にもすっと入っている印象があります。
だからこそ怖いのです。
空気を作りなさいと言えば、子供たちはさっと「静か」になります。見事です。が、その「空気」に縛られた子供たちからは、果たして自由な発想は生まれるのでしょうか。むしろこの得体のしれない「空気」によって、今の日本人は苦しんでいるのではないでしょうか。その先生の声掛けは同調圧力とさえ感じます。
私は思います。
空気を作る人間を育てるよりも、空気を打ち破る人間を育てたい、と。