新しい学級が発表されました。
私は初の高学年担任となりました。
発表が3月25日。そこから始業式の4月6日までの12日間が勝負でした。
目指す学級像を学校経営目標とすり合わせながら決定し、目指す子供像、目指す授業像なども形にしました。教科書が今年から変わり、教材研究が間に合わなかったのが痛手でしたが、なんとか凌いでいきたいところです。
さて、昨年度は「落ち着いたクラス」を作ることを主にしていましたが、今年は「自立したクラス」を目指します。
教師がいなくても1週間秩序が保たれるクラス。
誰に言われるのでもなく、自ら考え、行動できるクラス。
学校のため、他人のために行動できるクラス。
常時善導のために労を惜しまないクラス。
一方で、最終ゴール地点を「自立したクラス」としながら、通過したいポイントがあります。
それは「言葉を大切にして、思いを伝えあうクラス」です。
言い換えれば、「言葉を大切にして、思いを伝えあうクラス」づくりを通して、「自立したクラス」を目指す。
規律があり、男女の仲が良く、お互いに意見を言い合える雰囲気づくりを通して、「思いを伝えあうクラス」をめざすのが第1段階。そこから自治的集団にもっていくのが第2段階。
そこから今年の目指す子供像は「自分の頭で考えて、決断し、行動する子」としました。
ここまでの大風呂敷が、無事来年度末に回収されているのか。正直言って、わくわく感1割、不安9割です。
たぶん、始業式直前までの間、本校で最も危機感と不安感を抱いていたのは私でしょう。1年目の大失敗は今も脳裏から拭いきれませんし、身の丈に合わない壮大な理想像は自分への大きな重圧となっていました。
しかし、イチローがかつて言ったように、今年は「3年やって一人前の3年目」。
勝負の年だと思っています。