と、いつも思っています。
ですが、実際はそうはなっていませんよねというお話です。
じゃあ、学校現場を見まわして、教師の仕事は何になっているかというと、これは校務分掌です。
特活主任や体育主任、研修主任、特別支援コーディネーター、学年主任、細かいもので言えば落し物担当やHP担当、学籍担当などなど様々で、一人に3つ4つ付いているのが基本です。放課後の仕事はこれらを片付けることから始まります。たいていの場合、会議が入っており、勤務時間後にこなすのですが。
では、授業の準備は?となると、これは本当に片手間となります。
TOSSランドを見ると、「明日の授業を5分で準備する」と銘打っていますが、「教師の仕事は授業である」のに、5分でいいの!?といつも思います。いえ、5分も準備をすればいい。実際は授業のチャイムが鳴り、その場で教科書を見て組み立てることも多々あるのです。
それができる教師もいます。憧れます。が、多くの人はできない。だから、本来ならば、放課後は授業と学級経営に関する仕事に充てるべきなのです。
ところが、現実はそうなっていないというところがおっかしいのです。
管理職や教育委員会は言います。
「教師の仕事は授業です。」
「授業で子供を育てましょう。」
ため息がつきます。
刀もなければ食料もない。鎧もない。それでも関ヶ原の合戦に行き、勝ってきなさいと言われているようなものです。
いかに、いかに校務分掌を簡略化できるか。ここにかかっていると強く思います。