コロナウイルスが猛威を振るっています。
都市部では始業式・入学式の延期が決まったところもあるようです。
私の住んでいる県・市では全て、予定通り実施するようです(4月4日現在)。しかしコロナウイルスの波は遅かれ早かれやってくることでしょう。休校に関しても同様です。
おそらく2週間は休校になることと思われます。ではその期間に何をするか。
1年間の計画を立てること、教材研究をすること。これらももちろんします。しかしそれだけでは弱いといいますか、まあ普通すぎるなと思うのです。
3月からの突然の臨時休校の際は、学年末の業務を中心にしながらも、以下のこと(勤務時間終了後)を行いました。子供がいないため、体力が有り余っていたのです。
①教室の徹底的な掃除
②机や棚にいれるものの精選とそのしまい方
③読書
なんだ、別に大したことはしていないじゃないかと言われれば、その通りです…と答えるほかありません。卓越したことができるほどの頭脳は持ち合わせていないのです…。
とはいえ良かったことがありました。特に「②机や棚にいれるものの精選とそのしまい方」です。
机の上はきれいでも、机の中や、教室の棚の中は案外汚くありませんか? 私はそうでした。これを機に、いらないもの、使う頻度が少ないものは処分しました。そして、机や棚の中にどのようにしまうかを研究しました。サークルメンバーに写真を送ってもらい参考にしたり、整理術の本をいくつも読んだりして考えました。
机や棚の中が整理されているということ。自分にとって必要なものが十分な数そろっていて、すぐに取り出せるということ。これは仕事をする上でかなりのストレス減になるものと思われます。我ながら良い過ごし方をしたと感じます。
向こう数年間の教室実践に役立ち、子供にもきっと還元されることでしょう。
では、次の休校期間には何をするか。
これは決めてあります。
「買った本を全て読み返し、真似したい実践をコピーし、教科別に整理したうえでノートに貼っていく」ことです。
本は読んでも、正直、私は消化不良を起こしています。咀嚼し、自分の実践に生かせている率はどのくらいかというと、心もとないのです。牛乳のカルシウム吸収率が意外と低いように、私の読書吸収率も低いです。だから目の前に教材が置かれたとき、はたと困ってしまうことが多くあります。
100冊の本を1度ずつ読むことも大切ですが、10回読んだ本が数冊あることも大事です。10回読むかはさておき、少し立ち止まって、自分の手元にあるものを見直そうと思います。
コロナウイルスは日本にも、当然教育界にもピンチであることに変わりはありません。しかし転んでもただでは起きないことを信条にして私は生きていきます。