小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

2022年の振り返り

毎年、冬休みは自分の人生について考えるようにしています。

 

2022年のテーマは「生産性を高める」でした。子供が生まれ、時間がなくなったからです。生産性を向上させるために、次の書籍を常に傍らに置いて仕事に励みました。

生産性を向上させる方法は、簡単に言えば「時間あたりの成果を高める」です。3時間かかっていた指導案が、1時間で出来上がれば、それは生産性が上がったと言えるのです。

 

生産性を高めるために、これは価値があったな~と思えることを紹介します。(上記の本とはあまり関係のないことが多いですが)

 

① 仕事内容を時間で区切る

 

私は仕事を次の3つに分けました。

 

1 自分の学級の仕事

2 分掌の仕事

3 自分がしたい仕事

 

1つ目の「自分の学級の仕事」は子供がいるうちにします。5時間授業ならば14時50分、6時間授業ならば15時40分に子供が帰ります。それまでに学級の仕事はします。例えば授業の準備、教室の掃除、宿題チェックなどです。ここまでなら割としている方も多いでしょうが、私はさらに突っ込んで、週案簿や学級通信の作成・プリントの印刷・テストの採点・日記へのコメント・果ては所見までこの時間内に済ませます。空き時間が週に2時間ありますので、その時間に仕事をすることもあります。が、今年は生徒指導主任のため(?)、教室に入れない子供の対応をすることが多く、空き時間はないこともしばしばでした。だからこそ休み時間や給食の時間に必死に仕事を進めました。最大のポイントは生徒指導案件を予防し、何か起こったら即座に対応することです。仕事を最も圧迫する要素は生徒指導案件です。いじめや不登校、もの隠しなど大きな事案だけではなく、日々のちょっとしたケンカや怪我への対処も大事です。ここを間違えると、ボヤ騒ぎが大炎上します。

 

そのため、日々子供をよく褒め、音読カードには毎日数名の保護者に対して子供の良いところを記入しています。何かトラブルが起こったら子供が帰宅した直後に職員室に行き、電話するようにしました。この電話攻勢が非常に良くて、おすすめです。子供とさようなら~をした直後だとアドレナリンがまだ出ているんですね。だから勢いそのまま電話できます。夕方電話しようと思うと、億劫になってしまいがちですので。

 

所見は授業で良い発言をした子供がいたら、次の休み時間に書きます。所見用のエクセルシートをPCのデスクトップに張り付けておくと、一瞬で打ち込めます。

 

子供が帰ってから定時の17時までは分掌業務です。基本的に職員室で行います。生徒指導に関することは個人情報が多いため、教室に持ち込めないからです。また、他の先生方とコミュニケーションを気軽に取れるのも職員室の良さです。

 

定時後は逆に教室にこもります。自分がしたい仕事をするようにしています。12月後半は生徒指導提要が改訂されたので、水筒を片手にのんびり読んだり、3月までに取り組んでみたいことをリストアップしたりしました。

 

② 読んだ本・プリント・記事などはスキャンしてフォルダごとに分ける

 

授業をするときに、「先行実践さがそうかな~。そういえば、昔読んだ本の中にあったような気がする。どれだったかな~。」となることありませんか?

 

私はしょっちゅうです。そしてたいていの場合、見つからない!!

非常にもったいないですよね。せっかく本を読んだりセミナーに参加したりしても、断片しか覚えていなければ使えません。

 

そこで今年から、本を読んでいて「おっ!」と思った実践が出てきたときはスキャンするようにしました。そして教科→学年ごとのフォルダに入れます。まだ始めたばかりですので、効果はあまり出ていませんが、NISAのように、何年後かに花開けばいいかな~と思っています。

 

③ 一人朝活

 

今年、習慣化できたことの1つがこの「一人朝活」です。

次の本を読んで始めました。

私は朝7時頃、出勤をします。その後教室で、一人今日一日について考え、ノートに記します。書く内容は次の3点。

 

1 昨日の振り返り

2 テーマについて

3 今日の目標

 

テーマは1か月分くらい適当にインターネットから探したものをノートに張り付けていて、それを見ながら考えています。例えば「最近あったうれしい出来事は?」や「身の回りで感謝をしている人は?」など。

 

この一人朝活をすると、1日が非常に見通しをもてるようになります。当たり前ですね。目標を決めるからです。テーマは別になくてもいいのですが、目標と振り返りだけだと味気ないかなと思って、入れ込みました。

 

生産性の向上に直接役に立ったのか?と問われたら、イエス!と答えます。なぜなら目標と振り返りを毎日必ず書くことで、いらない仕事は省くようになるからです。

 

また、毎週金曜日は1週間の振り返り曜日と決め、その1週間でいらなかった仕事は何か?を考えるようにしました。これは、次の本に書いてあったので始めた取組です。

 

正直、いらない仕事なんてほとんどないのですがね。

 

というわけで、今年1年間のキーワードは「生産性」でした。

 

生産性が向上したと信じたいところです。来年のテーマは既に決定済み。

 

それでは良いお年を~

 

(教師としての大晦日は3月31日と聞いたことがあるので、教室実践の振り返りは春休みにします。)