小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

「冷たい」教師

忘れ物をする子供がいます。

 

「先生、筆箱を忘れました。」

 

私は

「そうか。大変だね。」

しか答えません。

 

子供が

「先生、筆箱を忘れました。貸してください。」

と言えば、

「いいですよ~。」

と筆箱を渡します。

 

「先生、筆箱を忘れました。どうすればいいか分からないので教えてください。」

の場合は

「じゃあ、筆箱を貸しますよ~。筆箱を貸してくださいと言ってごらん。」

となります。

 

私の信条の1つは、「分かり勝手の良い教師にならない」です。

 

先ほどの例で言えば、「筆箱を忘れました。」と言いに来た段階で、「ちゃんと正直に言えてえらいなあ~。」とすでに思っています。ですが、それで「はい、筆箱だよ。」と渡してしまっては、自立した人間に育たないと思うのです。

 

毎日連続で忘れない限り、忘れ物自体を叱ることはほとんどありません。しかし、忘れ物をした後の言動には注目します。きちんと、「自分はこうしたい。」「先生にはこうしてほしい。」と言える人になってもらいたいと思います。