小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

残ることは1つだけ

名を残した総理大臣でさえ、在任中に人々の記憶に残るようなことは1つしかできないのだなと思います。

 

池田勇人ならば所得倍増、田中角栄ならば日本列島改造、小泉純一郎氏ならば郵政民営化

 

今の岸田首相ならば新NISAになりそうです。

 

他にも様々なことをされたはずです。小泉氏は北朝鮮から拉致被害者を数名帰国させましたし。

 

ですが、人々の記憶に残るのは、やはりせいぜい1つなのです。

 

短命に終わった総理など、何をしたのか全く記憶にありません。

 

学校の教員も同じでしょう。

 

担任ならばいろいろなことを子供にしてあげたくなります。しかし子供が後年、覚えているのは、やっぱり1つだけです。

 

「学級通信を出してくれたよね。」

百人一首をやったよね。」

「調理実習でクッキーを作った。」

などなど。

 

他のことも多少は覚えてくれていますが、極めて断片です。小学生の記憶力はその程度なのかもしれません。

 

アインシュタインは「教育とは、学校で学んだことを全て忘れてしまった後に残るものだ」と述べています。百人一首以外の全てを忘れても、何かが子供に残っているのだと信じるしかありません。