小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

2021年度(令和3年度)の振り返り

教師の大みそかは3月31日だとどこかで聞いたことがあります。

 

今の時期にすべきことは何と言っても「今年度の振り返り」でしょう。私はそれを、次の4つの点から考えています。

①学級経営

 最大の成果は大きな問題がなかったことでしょうか。

 えっ、そんなの普通じゃないの?と思われがちですが、私は大過なく1年を終えることができれば、それで合格点をあげられるなと思っています。「無事これ名馬」という言葉もあるくらいですからね。

 

 逆に残念だったことは、テーマがなかったことでしょうね。目標がいまいちなかったとも言えますが。「自治的な学級」を一応口には出しましたが、どうだったのかというと微妙です。例えば問題が起こったときに、「先生、給食の準備が時間がかかって困るので、学級会を開かせてください。」と言い出す子が現れ、実際に話合いをして解決につながっていくとなったら合格なのかなと思いますが、ここまでには至りませんでした。

 

②授業

 最大の成果はテストの平均点が過去類を見ないほど高かったことでしょう。県一斉の統一テストでもその成果があらわれました。なぜか? それは「考えさせる授業と教える授業を明確に分けた」ことが理由だと思います。教える授業のときは、テンポよく時間をかけずに知識と技能の習得をねらいました。そこで生み出された余剰の時間を、考えさせる授業に使ったのです。さらに算数なら、まとめの時数を指導書に書かれている時数+1時間とったことも良かったと思います。

 

 逆に課題なのは、こちらも年間を通じて、最後に取り組みたい授業像が不明確だったことです。2月の段階で全ての教科の全ての単元は終了していましたが、どこか自分の中で消化不良感が残ったのは、目標を達成したという思いがなかったからでしょう。「この教科は力を入れる!」的なこともしなかったのも良くなかったと思います。小学校は全教科を教えますが、その中でも1~2に絞って研究をすることは、結果的に自分の成長を確かめる石碑のような存在になるでしょう。

 

③校務分掌

 生徒指導主任2年目。かなり仕事の内容が分かってきました。

 最大の成果は、校内の生徒指導事案を組織的に対応できるようになってきたことでしょう。小学校の生徒指導は、学年内で対応が難しかった場合、即教頭&校長にいきます。中学校の場合はいったん生徒指導主事が入ります。最終的に責任を負うのは校長ですから、別に小学校の方式でも問題がなさそうですが、私はここは中学校に学ぶべきと思っています。安易に教頭や校長のところに行く前に生徒指導担当を毎回通過させる方が、問題が集約されやすくなります。なぜなら管理職は生徒指導案件以外にもたくさんの業務があるからです。

 本校は、いったん生徒指導主任につなぐというシステムが出来上がってきた点が良いです。

 

 来年度の課題となるのは、問題への対応法をもっと学ぶことでしょうね。残念ながら、学年からあがってきた生徒指導事案を私が聞いて解決に導けた件数はほとんどありませんでした。だから私にできたことは、担任や学年の先生方に寄り添うことぐらいでした。まあ、それも悪くはないのですが、力不足は否めません。

 

④今年度のテーマ

割愛(あまり詳しく書くと身バレしそうなので)

 

では次年度に向けて、今すべきことは何でしょうか?

 

まずは先に挙げた4つの観点についての目標を決めることです。ただしその年代の目標も定めた上で、です。例えば20代なら20代で達成したい目標を決めてから、次年度の目標を考えていったほうがいいということです。その後に、次年度の学年に関する書籍を読み集めることをおすすめします。それらについてはまたいずれ。