生徒指導主任を数年間しています。ここ最近、とみに言われることは、次のことです。
「不登校が増え続けている。このままだととんでもないことになる!!」
https://www.mext.go.jp/content/20221021-mxt_jidou02-100002753_2.pdf
確かに、学校現場としてはたまらないんですよね。毎月の報告は増え、不登校児童生徒と保護者への対応に追われ、不登校を出してしまった…という後悔の念も出てきてしまうのです。
ですが、そもそも不登校が出てしまうことは学校の問題かというと、もはや違う気もします。コロナにより、学校を休むハードルが恐ろしく下がったせいもあるでしょうし、学校に行かないことも多様性のひとつという理由もあるでしょう。
そう考えると、「不登校は問題だ。だから何とかしなくてはならない。」のではなく、「不登校は仕方ない。時代の流れだ。」という考え方に移っていっても良いのではないでしょうか。
不登校を予防するための手立てとして言われることは、「発達支持的生徒指導」です。しかしこれも本当に不登校になってしまう子に効果があるのかはよく分かりません。学校に残された手はあまりないのだと思います。