教員採用試験の面接で聞かれました。
「保護者が担任の先生に求めることは何だと思いますか?」
どう答えたかは覚えていません。
いろいろな返答があるでしょう。
・しっかりと勉強を教えてほしい。
・子供とたくさん触れ合ってほしい。
・勉強だけでなく、社会性も育ててほしい。
・子供同士のトラブルが起こったら、ちゃんと解決してほしい。
・いじめが起こらない学級にしてほしい。
などなど。
今ならこう答えます。
保護者の願い。それは「自分の子供をしっかりと見てほしい」ということ。
保護者の方々も分かっているはずです。学級に30人も子供がいるのですから、自分の子供だけを見るわけにはいかないことを。
それでも本音は「自分の子供をもっともっと見てほしい」です。
だからこそ、自分の子供がないがしろにされていると感じたら、凄まじい剣幕で学校に怒鳴り込んでくるのです。本当に学校が子供をないがしろにしたかどうか、分からないときにさえ。
こまめに電話連絡をしたり、家庭訪問をしたりする教師のことを好む保護者は多いです。もちろん、程度の問題もあります。保護者によっては、鬱陶しいと思う方もいらっしゃいます。ただ、ここ数年間を見る限り、子供をより大事に思う保護者が増えてきた印象を受けます。
学校として、子供の話をよく聞くこと、保護者にはちょこちょこ連絡をすることが欠かせない時代です。