子供を指導するとき、特に叱るときは、子供が納得をしたかどうかを確認することが大事です。子供が叱られたことに腹落ちすることなく帰宅させてはいけません。もやもやした状態で家に帰ると、翌日学校に行きたくないと言い出したり、保護者に自分の言い分を話して保護者が学校に怒鳴り込んだりしてきます。
が、子供が「叱られたのは○○という理由だから」と分かっているかどうか。そしてその理由が「叱られて当然だよね」と子供が認識しているかどうか。
この2点が極めて大切です。
怒るとこわーい先生でも、この落とし方がお上手な方は、子供から信頼されている気がします。
ゆえに、子供と出会ったときに、自分はどんなときに叱るのかを明言することは有効な手立てと言えます。
また、指導をした後(叱った後)、子供に尋ねてみると良いでしょう。
「あなたはなぜ叱られたのか分かりますか?」と。
ここで子供が答えられたら、おそらくOKでしょう。
このとき、教師がもしも「ちょっと起こりすぎちゃったかな…」と思った場合は、さらにダメ押しとして、「先生も怒りすぎちゃってごめんね。でも、先生はあなたのことが心配だから言ったんだよ。」と伝えるといいでしょう。なんだかDV夫みたいな言い回しですが…。