小学校あるあるなのが
低学年担任:ママさん先生
中学年担任:新卒がよく担任する
高学年担任:力のある先生or男
特別支援学級:ずっと特別支援学級or通常学級を担任できない人
級外(担任を持たない先生):ベテランor担任を持つと問題を起こす人
これは良くないでしょ、といつも思います。中でも一番どうなの?と思うのは中学年に新卒を担任させる仕組みです。確かに理屈は分かります。新卒1年目の人を1年生や6年生に充てることはあり得ません。が、ならば中学年ならば良いのかというと、私は全く逆の考えなのです。
私が考える人事は以下の通り
低学年担任:ベテラン
中学年担任:その学校のエース級
高学年担任:若手
級外(担任を持たない先生):担任を持つと問題を起こす人
低学年が大事なことは言うまでもありません。義務教育のスタートとして、その学校のベテラン勢を配置したいところです。
中学年にはその学校のエース級を揃えたいというのが、私の主張です。
正直言って、低学年のうちは学校生活に慣れることでいっぱいいっぱいです。授業らしい授業がスタートするのは中学年だと思っています。また、10歳の壁という言葉があるように、実は学力差が激しくなるのはこの時期です。だからこそ各校の最も力のある人たちを、中学年に充てることで、その後の学びや生活を安定化させることをねらいます。
残った高学年はどうするかというと、若手を中心に据えるのが良いのでは?と思います。
最近、どの学校でもベテラン勢が高学年の子供とうまくいかなくて苦労している様子をよく見ます。反対に、年齢が近いせいか、若い先生はそこそこうまくできている場合も見られます。中学年までに、しっかりと成長してきている学年ならば、思い切って若手中心の学年編成をしても良いと思います。つまり学校全体で中学年までに土台をきちんと作ることが大事なのです。
特別支援学級については、かつてブログにも書いたことがあるので割愛。
級外には、担任を持つと問題を起こす人を配置せざるを得ないのが現状ですね。そもそも教員の人数が足りていないため、級外の人員を確保することが難しい地域もあると思います。ただ、反対に級外に力のある先生が配置されていると、担任としては非常にありがたいのも事実。実際、本校では数年前、級外に力のある先生を数名配置していたため、安心して出張に行き、任せることができました。
もちろん、各学年のメンバーを「ベテラン・中堅・若手」としたり「父性・母性・子性」としたりするので、低学年だからと言って、全員ベテランの先生…にはいかないと思いますが。