小学校教師クラメロンの日常

関西のみかんが有名な県に住んでいます。小学校教員。3.5.2.6.5異動1.4.特別支援学級.5.1という流れ。今年も生徒指導主任。

仕事のジェンガ理論

勝手に「仕事はジェンガだよな」と思っています。

 

ジェンガとは、縦に積み重なったピースを、順々にひいていき、倒してしまった人の負けというゲームです。

 

ポイントは「どのピースなら倒れないか」を探り当てることです。

 

仕事も一緒ですよね。仕事のピースとは、ひとつひとつの業務のことです。

 

全てのピースをそのままにしておけば、決して倒れることはありません。ですが、仕事以外にもすることはあります。年を重ねるごとに、育児や介護や家事と、いろいろとやるべきことが増えます。自然と、仕事のジェンガのピースを抜いていく必要があります。

 

「うーん、学級通信は書きたいけれど、時間がないから今年はパス!」

「本当は子供たちのノートにコメントを書かないといけないのだけれど、忙しいから花丸だけで。」

「職員会議の資料のフォントがいまいちだけれど、読めればいいかなあ。」

・・・などなど。

 

経験を重ねていくと、どんどんピースを抜いていきます。

 

が、面白いことに、「このピースだけは抜いてはいけない」というピースが分かるようになってくるのです。

 

生徒指導のピースや保護者対応のピースなどですね。

例えば「○○さんが僕の物を盗んでくる」という訴えがあったら、全力で早急に対応しますよね。このピースは抜いてはいけないのです。

 

教師になりたての頃は、時間はたっぷりとあったにも関わらず、そうした「抜いてはいけないピース」をなぜか抜いてしまっていたように思います。そしてジェンガが倒れる…と。

 

この先も、仕事におけるジェンガのピースをどんどん、どんどん抜いていくことでしょう。すかすかになってしまうかもしれません。それでも、「このピースだけは抜いてはいけない!」というピースを見定め、なんとかかんとか、ジェンガを倒さずに過ごしたいものです。