2024-01-01から1年間の記事一覧
今年の目標の1つは、「月に1回、感動体験をする」です。 月に1回ぐらいだから、感動体験なんて簡単にできるだろうと思っていたのですが、意外と難しいと感じます。 なぜだろう?と考えたとき、「そもそも感動体験は非日常の中にあるからだ」と気付きまし…
いまだに、ある都市では給食費の未納家庭に、学校が催促をしているそうです。ネット上で話題になっています。 まあ、ありえないですよね。教員の仕事ではありません。 同時に、健康診断の未受診者に対し、学校が催促をすることも間違っていると思います。 例…
東浦町立緒川小学校の学校視察に行ってきました。 緒川小学校と言えば、単元内自由進度学習を半世紀前からやっている学校として、最近多くの注目を集めています。 緒川小学校のカリキュラムは独特です。その中の1つが「週間プログラム」で、いわゆる「単元…
昨日の放課後4時過ぎに、学校に一本の電話がかかってきました。 「○○公園で、小学生が中学生と大声で言い争っている。何とかしてくれ。」 電話を受けた教頭先生が、生徒指導担当に伝達。校内の生徒指導部員数名で○○公園まで行きました。 事情を確認しようと…
2024年も早いもので半分が終了です。私は今年はじめに立てた目標5つのうち、どれも未達成のまま1年が過ぎる気配がぷんぷんしています。 人事異動で多忙のため、ブログの更新が減りました。また、3~5月は読書冊数も大きく減りました。上半期に読んだ冊数は…
学級経営をしていると、しばしば「一点突破は有効だ」「魔の6月は一点突破をするといい」と言われます。 私も一点突破をするべきだと思います。困難なときであればあるほど、です。 学級経営において、なぜ一点突破は有効なのでしょうか? そもそも一点突破…
4月、5月を乗り越えて、学級が乱れやすくなる時期、それが6月です。ゆえに「魔の6月」。 一方で、「成長の6月」にする学級もあります。 違いは何でしょうか? 私は次の3つだと思います。 ①教師のエネルギーの多寡 ②4月5月の鍛え方 ③子供を褒める量 ①…
前回の生徒指導提要でも、今回改訂された提要でも、「自己決定」の大切さが書かれています。 まあ、確かに大事です。子供たちが主体性をもち、自分の行動に責任をもって生きていくために、自己決定を促すことは必要でしょう。 ですが、小学生に「そこを自己…
しばしば「1年生は宇宙人」と聞きます。1年生に失礼な表現ですが。それだけ1年生の指導が大変ということを表しています。小1プロブレムという言葉もあるくらいですからね。 なぜ1年生の指導が大変なのでしょうか? 6歳児が30人もいれば大変なのは当たり…
ベテランの先生方と自分を比べたとき、なぜ3月になったときに学級の状態に差があるのかずっと分からないでいました。 最近、自分より若い先生が増えてきて、「これかな?」と思う理由が見つかりました。 それは 「うまくいく学級は、小さな勝ちを積み重ねて…
授業がうまくいかない…というのは、若手教師の悩みあるあるではないでしょうか。 数年たつと、ふと「いい授業」とはどんな授業なんだろう?と考えるはずです。 「いい授業」の定義は人によって様々です。 ・子供がじっくりと考えている授業 ・どの子も参加を…
中学から大学まで、ずっと吹奏楽(トロンボーン・ホルン)に携わっていました。数多くの曲を聴き、それなりの数の曲を実際に演奏してきました。これまでに出合った曲の中から「これは吹奏楽の名曲だ!」と言えるものをランキングにしてみました。完全に主観…
高校生のとき、先生から言われました。 「受験のとき、部活をしていた子の方が伸びるんだよね。部活をしていると、全力を出すことがどういうことか分かるから。」 そのときは、そんなもんかなー程度に聞いていましたが、今振り返ると確かにそうでした。 全力…
今年度は久しぶりの4年生担任。 中学年はいいですね。高学年ほど忙しくなく、低学年より子供たち自身で動くことができます。 実践を積むのなら中学年がベストだと思います。 今はまだ中学年は教科担任制ではないため、国語・算数・理科・社会と主要教科は全…
「叱る依存が止まらない」という本を読みました。 〈叱る依存〉がとまらない 作者:村中直人 紀伊國屋書店 Amazon 叱ることを避けるには、事前に予測をして、「前さばき」をすることが大事だと。 例えば、忘れ物をしがちな子供に対しては、事前に予定を一緒に…
不文律とは、暗黙のルールのこと。 教員の仕事は不文律が多いと思います。 教員の仕事の本丸は授業でしょうが、授業1つとってもマニュアル化はされません。子供のトラブル対応も、何となくのパターンはありますが、これまたマニュアルはありません。 人間関…
毎年、成績をつけていると思います。 「できる子は全てできるし、できない子は全て残念なことになっているなあ。」 数年前まで、「関心・意欲・態度」という項目が各教科にありました。多少、勉強が苦手でも「一生懸命にノートに書いたり発表したりしている…
別に「ピンチはチャンス」と言うつもりはありませんが、子供同士のトラブルが起こったとき、「ああ!どうしよう!困った!!」と思う必要はありません。 逆です。 「ああ、子供たちにとって、いい勉強の機会になったな。」 と考えましょう。 数年前、私の学…
「今年の学級経営はうまくいったな!」と思ったことは、一度もありません。 毎年度、何かしらの課題が見つかります。 「よし!次こそは!」と思っても、学年も子供も保護者も変わるので、反省が生かされている実感はあまりわきません。 そう考えると、60~…
小学校あるあるなのが 低学年担任:ママさん先生 中学年担任:新卒がよく担任する 高学年担任:力のある先生or男 特別支援学級:ずっと特別支援学級or通常学級を担任できない人 級外(担任を持たない先生):ベテランor担任を持つと問題を起こす人 これは良…
子供を指導するとき、特に叱るときは、子供が納得をしたかどうかを確認することが大事です。子供が叱られたことに腹落ちすることなく帰宅させてはいけません。もやもやした状態で家に帰ると、翌日学校に行きたくないと言い出したり、保護者に自分の言い分を…
物語文を読んだり、先生の話を聞いたりした後のこと。 子供はよく 「おもしろかった」 「悲しかった」 「へーと思った」 などと感想を述べることがあります。 が、それは「感じる」ことを言っただけで、あまり価値がないなと思います。「考える」とは言いま…
日本の公立小中学校の教員は忙しいと言われます。理由の1つに、そもそも人手が足りないことを挙げる方が多くいらっしゃいます。 人手が足りないというのは、その通りだと思います。 最近私は、だったら授業をオンデマンドにしてみては?と考えています。 東…
名を残した総理大臣でさえ、在任中に人々の記憶に残るようなことは1つしかできないのだなと思います。 池田勇人ならば所得倍増、田中角栄ならば日本列島改造、小泉純一郎氏ならば郵政民営化。 今の岸田首相ならば新NISAになりそうです。 他にも様々なことを…
職員室に電話の呼び鈴が鳴り響きます。 さて、誰がとるべきなのでしょうか? 基本的には事務室にいる事務職員が電話をとります。授業中ならば職員室は、ほぼもぬけの殻だから当然です。 では放課後は? 事務職員がいれば、その方々がとります。 問題は事務職…
最近、自分のことで気付いたことが 「自分は子育てを好きではない」 ということ。 子供が好きか?と問われれば、「まあ、どちらかと言えば好きです」と答えるでしょう。小学校の教師をしているぐらいですから、嫌いではありません。が、小学校で子供と関わる…
発達障害の子にとって、授業は大変な場だと考えられがちです。 が、私は見ていて、「いや、授業は意外となんとかなるな」と感じます。 例えば多動が収まらない子も、授業を活動中心に組み立てれば、結構集中します。国語ならば音読をしたり、話し合いをした…
失敗談というより、現在進行形の悩みです。 教員になって気付いた私の最大の短所は「怒りっぽいところ」。 小学校の教員ならば致命的だとさえ思います。 いつも笑顔で、明るい先生が小学校の先生のイメージでしたが、そうではないのが私です。 叱るというよ…
先日、私立の小学校の研修会に行ってきました。授業を公開していました。その子供たちの落ち着いていることといったら! その校長先生が語っていたことが印象に残っています。 「本校の子供たちはとても落ち着いていて、利発です。品格があり、生徒指導上の…
日本サッカー協会会長の田嶋幸三氏が書かれた『「言語技術」が日本のサッカーを変える』(光文社新書)。 「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書) 作者:田嶋 幸三 光文社 Amazon この書籍の要旨を述べるのなら「日本人は物事を言語化することが…